高松市のお客様：ダイハツミラのバンパーに出来た擦り傷を板金修理でキレイに！
- 2015年04月20日 |
- 鈑金塗装修理について。 |
高松市からご来店のお客様です。
壁にぶつけてしまったそうです。車両保険に入っておらず、自費修理なので「なるべく安く直せたら・・・」とのご要望でした。
▼修理前の状態です。
リアバンパー（後ろのバンパー）に青いすり傷が広範囲に出来ていますね。リアバンパーについているはずの右側の泥除けも取れてしまっていました。
▼右リアフェンダー（右後ろタイヤの上のパーツ）の端にへこみ傷も出来ています。
それでは修理の説明に入ります。
リアバンパーの擦り傷は塗装修理で、
リアフェンダーのへこみ傷は板金塗装修理で直します。
分かりやすいように別々に説明しますね(*^^*)
① へこんでいる箇所の塗膜を削ります。
② 鉄板がむき出しになったら、専用の機械を使って凹みを引っ張り出して、もとの形状に近づけます。
③ 元の形状に近づけたら、パテという粘土状の物を塗ります。
このパテでさらに細かい形状を出して、元の形状へ近づけます。
④ パテが乾いたら表面がザラザラしていますのでサンドペーパーで磨いていきます。
▼肌色（クリーム色）のがパテです。
この写真はサンドペーパーで磨き終えた後の状態です。
⑤ 次にサフェーサーという塗装前の下地を塗ります。
▼写真の灰色がサフェーサーを塗った後です。
サフェーサーは防水と防錆効果があり、上塗り塗装の仕上げをよりキレイにしてくれる役割があります。
サフェーサーも表面が乾いたら、より滑らかな面になるように表面を磨き上げます。
⑥ 次に塗装面の脱脂を行います。（塗装面の見えない汚れをキレイにします。）
⑦ 脱脂を終えたらマスキングといって、塗料が余分なところにかからないようにビニールなどを使ってカバーをします。
（塗料はスプレー状で空気中を飛び散りますので、車全体を被います。）
⑧ 次に「足付け」という作業を行います。この足付けは、塗装の面に細かい傷をつける作業です。
せっかくキレイに磨いた表面ではありますが、細かい傷をつけることにより、上塗り塗装の食いつきを良くして塗装の持ちを良くしてくれます。
⑨ では塗装開始です！
今回のお車の色はソリッドという白色＋艶出しのクリア―コートの２層塗装です。
ソリッドを塗装する時は、直射が当たらない明るいところで調色（色作り）をします。
隣接面との色の差を自然にするために、ボカシ塗装で仕上げていきます。
⑩ 塗料を乾かし、表面を磨き上げ完成です！
● 擦り傷修理（リアバンパー） ●
基本的には凹み傷と同じ流れです。
ただし、凹んでいないため引っ張り出す作業（板金修理）がないため、手順は上記のへこみ傷修理でいうと②の工程がなくなります(*^^*)
①塗膜を削ります。
②パテを塗ります。
③パテが乾いたら表面を磨きます。
④下地のサフェーサーを塗ります。
⑤脱脂＆足付けを行います。
⑥塗装します。
⑦車体に取り付け完成です(*^^*)
今回は泥除けのパーツはサービスで付けさせていただきました。
この度は当店のご利用ありがとうございました(^^)
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